野球少年の膝あて、ヒップパッドってなに?
なんのためにつけるの?
ミシン?裁縫?小・中学校の家庭科以来やってないからできないと思う…
というお母さん、お父さん。
私は、どれにも当てはまる母でしたが、先輩母に聞いたり検索して習得した集大成!膝あて・ヒップパッドの付け方を紹介します。
また、はじめから知りたかった…そもそもつけなくていい方法もありますので合わせて紹介します!
少年野球ズボンの膝あて・ヒップパッドの縫い方
膝あて・ヒップパッドをつける理由は2つあります。
ひとつめは、スライディングする際に身体を保護するためです。特に少年野球で使うグラウンドは、必ずしも状態のいい場所でないですよね。小石が引っかかってケガをすることはよくあります。そういったケガから守るためにパッドを付けておくと安心です。
ふたつめは、ズボンを長く使うためです。通常の生地の状態で、穴が空いたところを補修して使い続けることも可能ですが、生地が薄くなります。そもそもの生地が薄いと補修するにも限界がでてきます。生地が薄くなりやすいひざとお尻にパッドをつけておくことで、補修がしやすく長く使い続けることができるのです。
なお、補修の仕方は下記の記事で紹介しています。ズボラな補修方法ですが、しっかり直せますし、我が家の小学生の子どもでも、はじめに教えて、その後は軽く手伝ってあげるだけで自分で補修できるようになりました。是非ご参考ください。
縫う前に確認すること
早速縫い始める前に、どのあたりが破けやすいか確認しましょう。スライディングは人により左右きき足が異なります。また、ズボンすそを折り上げて履くことが多いため、ズボンのすそぎりぎりにパッドを付けてしまうと、ひざ元がモコモコになってきれいにはくことができなくなります。
つまり、どこにつけたらよいかというのは、人それぞれです。事前にどこに穴があいたり、生地が薄くなりがちかの目星をつけておく必要があります。実際に、使用する本人が履いた状態でスライディングの体制をとってもらい、どこにパッドをつけたらいいか確認すると確実です。
パッドをあて、チャコペンなどで目印をつけておくと安心です。
パッドはひざとお尻二種類用意しています。仮止めできるテープが付いていると、縫い付けの際、楽ですね。
尚、アイロンで簡単に付けられるものも売っていますが、おすすめしません。ごしごし洗濯するので、そのうち端がはがれてきてしまい、結局縫う羽目になるためです。
アイロン用のパッドは固くて縫うのも大変です!後々縫うことになるのなら、初めから縫いやすいパッドを使用した方が安心ですよね。
手縫いで縫う方法とコツ
まずは一番手間も時間もかかる手縫いの方法をご紹介します。
一番労力のかかる方法ではありますが、確実にしっかりと縫い付けることができます。また、パッドが破れてきて付け替えが必要な際、ミシンで縫ったものよりは、縫い糸を外しやすいです。ミシンで縫った糸を外すのはすごく手間です。
縫い方は、本返し縫いがおすすめです。
そして、手縫いの際に絶対やってもらいたいコツが『下にチラシなどの厚紙をはさむこと!』これをやることで、下にあるズボン生地を一緒に縫ってしまう最悪な事態を避けられます。
わかりますわかります。そんなマンガみたいなドジしないよ!と思っていました。厚紙を挟むとちょっと縫いずらいと思って、自分の不器用さも忘れて外したら、あっという間に前と後ろの生地をきれいに縫い付けてしまったのは私の話です。
チラシでも厚紙でもなんでもいいです。とにかく挟めてください。このひと手間でせっかく『苦労して縫ったものをほどく』なんて悪夢を避けることができます。
本返し縫いすれば確実に付けられて、丈夫!パッドの付け替えの際も一番楽チン♪
ミシンで縫う方法
ミシンで縫う際は、パッドを仮縫いした上で縫い始めることをおすすめします。縫っていく途中でパッドがずれてしまったり、きれいにつかなかったりするためです。
仮縫いすら面倒なズボラさんはぜひ仮止めシールが付いたものを使用することをおすすめします。「裁ほう上手」などの手芸用ボンドで仮止めするのもいいですね。
160サイズのズボンで縫った際、お尻の部分はミシンで縫えましたが、ひざ部分はミシンの筒縫い部分に入らず手縫いすることになりました。ミシンで縫えたらいいのですが、ジュニアサイズのズボンを縫う際は、ミシンと手縫い両方をうまく使い分ける必要がありそうです。
あとは、端をミシンでしっかり縫い付けていくだけ。何度も縫いたくないので時間があれば、二周ぐるっと縫います。
とにかく早く縫える!!楽チン!
そもそも縫わなくていい選択肢もある!!
ここまできて縫わなくてもいい方法です!それはズバリ、そもそもパッド付のものを購入することです。こんなのですね。
普通のズボンに比べて割高になりますが、ひざもお尻も左右どちらにもついています。特にひざ部分は、スライディング関係なく両方とも穴があきやすいのでひざ両方にパッドが付いているのはありがたいです。
ただ、結局は破れて補修は必要になるので、パッドを付け替える方が楽か、あて布でのりきるかはそれぞれの好みかなと思います。
まとめ
膝あて、ヒップパッドともに、つけるのは大変です。価格差もそこまでないので、はじめからパットのついているものを買うのがおすすめです。
ただ、パットがついていると生地の厚い面積が増えるため、猛暑の中では熱く感じる方もいるようです。特に子どものユニフォームとなると心配ですよね。そもそも、子どもサイズだとそもそもパット付のズボン販売がなかったりします。
どちらにしても、着用する本人がベストな着心地でいいプレイができるよう願っています。
使用しているパッドはこちら。
お尻用。ふかふかしていて厚みがあるので縫う際はミシン針が折れないようゆっくり縫ってます。
こちらはひざ用。仮止めテープがついているので、縫う際にずれないのが助かります。ひざはすぐ穴があくのでまとめ買い。
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