【お当番さん必読‼】少年野球の熱中症対策/真夏スポーツの中で命を守る

野球

記録的な猛暑日が年々増加、更新される中、子どものスポーツを見守ることに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。私もそんな不安を感じながら、子を見守る親の一人です。

そんな不安を払拭するために、熱中症について理解し、その対策・予防を知っておくことが大切です。この記事では、熱中症とは何なのか、また熱中症が発生してしまった場合の救急車を呼ぶ判断などの対策、また熱中症にならないための予防について解説します。

少年野球における熱中症の危険性|救急車を呼ぶ判断は?

まず、熱中症は死に至る場合もある!という危機感をもっておきましょう!熱中症による死亡者数は毎年1,000人を超えるといわれています。

大量に汗をかくことで、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が減り、血液の流れが滞ります。すると体温が上昇して重要な臓器が高温になることで発症します。死に至らずとも、急性腎不全などの臓器に障害が残ったりすることも注意したい点です。

ただし、適切な予防や対処がなされたら、死亡や重度の障害を防ぐことができます。

下記、熱中症の際の応急処置のフローは、毎年暑くなる前に一度目を通しておきたいもの。夏前にみておけばいいやと思いがちですが、最近の気候だと一気に暑くなるため4月後半または5月頭には熱中症を警戒することをおすすめします。

大塚製薬HPより引用 https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/first-aid/

上記フローの冒頭にある通り、意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶ!!ということは確実に覚えておきましょう。また、自力で水分が摂れない場合も速やかに医療機関への受診をしてください。身体の小さい子どもは急変しやすく危険です。

熱中症かなと思った場合は、涼しい場所へ移動させ服をゆるめてあげてください。特に野球の場合は、ケガ防止のためにアンダーストッキングの上にストッキングを履いており、暑いのは当たり前。上半身やベルトを緩めるだけではなく、足元も忘れないようにしましょう。

また緩めた際は、上記フローの中の図にもあるように太い血管のある、首・脇下・太ももの付け根などを集中的に冷やすことが大切です。よくお当番さんが保冷剤を大量に持ってきてくれることがあるのですが、できたら氷の方が望ましいです。

保冷材は本来、食べ物を冷やすもののため条件によっては0度以下に冷えている場合があります。そうなると患部に当てた際、肌の弱い子どもは特に凍傷をおこす場合もあります。ですから、保冷剤は避けた方が無難です。

また、氷で用意しておいた方が、冷やす部分によって氷のうの大きさも変えることができるので、アイシングや熱中症対策として冷やすものを準備する場合は、断然氷がおすすめです。

熱中症の際に大量氷のうが必要となった場合は、ある程度厚さのあるビニール袋に氷をいれて薄いタオルなど巻いてから脇下などを冷やしてあげるとちょうどよいです。氷のうを大量に用意しておく必要は必ずしもありません。

夏の少年野球のお当番/これがあると安心な熱中症対策グッズ

前章にて熱中症に関して簡単な予防知識を説明しましたが、知識の次は準備が必要です。この章からは、実際に少年野球のお当番をしてみて役に立ったもの、またはあまりおすすめしないものも合わせてを紹介していきます。

クーラーボックス

お当番をするうえで一番初めに悩むグッズでしょうか。サイズや容量などは、各チームでお当番さんがお茶や氷など、どの程度準備しなくてはいけないのかは様々なので、チームの先輩ママパパに相談するのが一番かと思います。

どんなタイプがいいかというと、大きく分けてソフトタイプとハードタイプがあります。収納場所がある家庭ならば、ハードタイプで持ち運びが便利なキャスター付のクーラーボックスが断然おすすめです。

保冷持続力もあり、タイヤがついているので重い飲み物を何本も入れても、持ち運び便利です。近くのホームセンターやスポーツ用品店などでもよくみかけるので、サイズを確認しながら手軽に購入できるかと思います。ただ収納場所は必要なので、納屋などがない家庭は悩むところです。

ソフトタイプは軽量なので、持ち運びが便利で使わない際もコンパクトに収納できるはいいのですが、保冷力はありません。炎天下のグラウンドで、陰に置いておいたとしても数時間で氷は水になってしまう状態です。そのため、夏の本命グッズとして、ソフトタイプは全くおすすめしません。

ということで、悩みに悩んで我が家はこちらを購入しました。ロゴスのハイパー氷点下クーラーのMとLを二個持ちです。お当番ではなくても、暑いので氷だけもって応援に行きたい時などはMサイズのクーラーボックスを使用したりなどするので、二つ買っておいてよかったなと思います。

手前がMサイズ、奥の収納されているのがLサイズ

賃貸マンション済みの我が家は納屋がなく、それでなくても玄関は野球道具に圧迫されているので、これ以上クーラーボックスなどを置くスペースはありませんでした。冬場は大きなLサイズの方は特に使わないため、小さく収納して好きなところに片づけておくことができるので大変便利です。

安価で手軽に手に入るキャスター付きのハードタイプのクーラーボックスが一番おすすめですが、我が家のように収納場所がないなどということでしたら、ロゴスのハイパー氷点下クーラーがおすすめです。氷用にMサイズは一つ持っておきたいところです。



保冷剤

クーラーボックスと共に熱中症予防・対策として確実におさえておきたいのが、保冷剤。炎天下の中で身体を冷やして命を守るため、氷は絶対に溶かさないようしたいですよね。せっかく重たい思いをして持っていった氷が溶けてしまっては予防も対策もなんの意味もありません。

そこで保冷材もしっかりしたものの準備をおすすめします。こちらもロゴスの氷点下パック。

クーラーボックスMサイズに保冷材氷点下パックMを入れています。これで氷を入れておけば溶けない。

クーラーボックスは安価なものを買っても、保冷材は保冷力のあるものを買いましょう。安価なクーラーボックスでもハードタイプのものであれば、この保冷材を使って十分冷たさをキープできます。

ちなみにロゴスの氷点下クーラー(クーラーボックス)の小さいMサイズの方に氷とこのロゴスの氷点下パックM(保冷材)を一つ入れて、猛暑の中1日外にいても氷は最後まで氷でキープされていました。

また、クーラーボックスのLサイズの方には2リットルの飲料を4本と氷点下パックL(保冷材)を一ついれておくと、飲料がちょうどよく冷えた状態でキープされています。暑いからといって、2リットル飲料を一本凍らせて持っていくと夕方になっても凍った状態で飲めないほどです。

尚、こちら保冷力がある分冷やすのにも時間がかかります。倍速凍結・氷点下パックを使用していますが、24時間は冷凍庫で冷やす必要があるため、土日連続で使いたい場合は2個必要です。多めに冷凍庫で冷やし常備しておくと、夏の停電の際に重宝した経験もありました。

氷点下パックMとL

上の写真は氷点下パックMとLです。冷凍庫の中での入れ方が悪かったのか、L(右側)の方が冷え切っていないため、濃い緑が残っています。しっかり冷やす必要がありますが、その分保冷力は抜群です。

保冷材に関しても、氷点下パックMの一番小さいサイズから試してみていただけることをおすすめします。

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スポーツドリンク

熱中症対策といえば経口補水液やスポーツドリンク!と連想されるほど、様々な商品の広告宣伝であふれており常識となったグッズのひとつですよね。

その中で、なかなか世の中で一般化しないけどあると安心、というものをご紹介します。それがアイスラリーという商品です。この商品、スムージーのような形状でスポーツドリンクを摂取できます。

冷たいものを一気(100g)に摂取でき、かつ熱中症対策に必要な電解質も取り入れることができるのです。メーカーのうたい文句として、『氷が飲めて、身体を芯から冷やす』とありますが、まさにそんな感じ。

パウチの冷凍して飲むスポーツドリンクもよくありますが、あれだと飲みたいときに凍っていてなかなか飲めないなどの経験ありませんか?この商品だとそういったことがなく、するっと飲めます。また、常温保存から冷凍してもこのスラリー状(スムージーのような状態)に凍ってくれる優れもの。

暑い中での試合で、試合中にサクッと身体を冷やしつつ水分補給が必要な時になどに使える優れものです。また、熱中症で具合が悪くなった子にも摂取しやすい状態なので、お当番の際も持っていると安心です。

ただ、ドラッグストアなどで常に販売されている商品ではなく、簡単に手に入らないのが残念なところです。夏になるとたまに少量だけ販売されているお店もあるのですが、確実に手に入れたいならネットで買うのがおすすめです。


熱中症対策は日々の生活習慣から見直しも必要

ここまで、熱中症になってしまった際の対処などについて準備しておいた方がいいことについて説明してきました。しかし、そもそも熱中症にならないようしていくことも大切なことです。

野球を始めて1年目の夏は、熱中症で具合が悪くなる子が多くなる理由として暑さになれていないためなど色々あります。が、2年目、3年目の夏を迎える子たちは、段々と順応していくもの。その中でふと具合悪くなる子に聞いてみると、色々と理由があります。

睡眠不足

これはあくまでも体感ですが、具合が悪くなるすべての根底に「寝不足」があると感じます。前日夜更かししてしまったことによる寝不足で具合が悪くなるだけではなく、朝ごはんを食べられないなどと負の連鎖がつづいていきます。

野球のある前日は早めに寝るだけではなく、日々早寝早起きの習慣がされていることがもちろんベストですよね。スポーツをする子どもたちにとって強くなる上手くなるために身体を強くしたい大きくしたいという願望はつよいです。

早寝早起きの規則正しい習慣によって、背が伸びやすくなるなどといった点も理解してもらいながら納得して自らの生活習慣を正してもらうことが大切です。

ご飯がしっかり食べられていない

食事に関してですが、熱中症気味になった子のなかで朝食が食べられなかったという子も多くいます。どうして朝食がたべられなかったかを聞くと、朝早くて食欲がわかなかった、時間がなくて食べられなかったなどですね。

やはり、これも前述した通り生活習慣にもつながってきます。例えば前日の夕食が遅い時間になってしまったり、遅くにお菓子を食べてしまったことで朝早い集合のために朝食を摂るべき時間にお腹が減っていない状態に陥っていることがあります。

朝早い時間に試合があると、どうしてもチームの集合時間が朝早くになることは仕方がないことです。朝早い時は前日何時までに食事を摂ったらお腹が楽なのか、お腹が減っていなくても比較的食べやすいものは何か、など各家庭の事情に合わせて対策を考えてみるとよいかと思います。

ちなみに我が家では、お茶漬けにすると食べられるようなので夏は冷たいお茶漬け、冬は温かいお茶漬けにして、とにかくエネルギー摂取優先で朝早い朝食を乗り切っています。

水分をうまく摂れない

猛暑の中でのスポーツをすると、普段とは比べものにならないほど水分を摂取します。この摂取がなれていないと、お腹がぽちゃぽちゃになって飲めない、だけど身体に熱がこもって具合が悪いと熱中症気味に陥っている子をよく見かけます。

そういった子には、食事や補食で水分を摂ることを意識してもらうことをおすすめしています。水分の多い野菜、たとえばきゅうり1本100g食べればそのうち95gは水分なので、しっかり水分が摂れています。

ご飯100gにも水分は50、60g程度は含まれているので、とても暑そう!という時は、補食のおにぎりの他にきゅうりの一本漬けなど持たせるのもおすすめです。もちろん食中毒がこわいので、よく冷えた状態をキープできるよう十分注意して持たせることを忘れずに。

きゅうりでなくても水分量が多い野菜や、スイカなどの果物もいいですよね。どんなものが食べやすいか相談しながら熱中症対策をすることは、子ども自身も自分の体調に興味を持って考えてくれるようになるので大変おすすめです。

まとめ

熱中症に対しての正しい知識をもち、もしもの時に適切に対処できることはとても大切です。また、そもそも熱中症にならないようしっかり準備していくことはより大切になります。

子どもの真夏の野球を支える準備アイテムとして、色々とおすすめしてきましたが、私個人が絶対におすすめするなら、ロゴスの保冷剤です。ロゴスのクーラーボックスもすごく気に入っています。しかし熱中症対策という観点で万人受けを考えるなら基本の保冷剤がナンバーワンマストアイテムにします!

熱中症のみならずケガや肩肘のアイシングなどでたくさんの氷をつかいますよね。ロゴスの保冷剤があれば炎天下の中でも一日中氷としてキープしておいてくれます。アイスラリーをいつでもアイスの状態で溶かさないためにも、補食などの持ち歩きで食中毒を避けるためにも、抜群の保冷力のあるロゴスの保冷剤はおすすめです。

サイズはお手持ちのクーラーボックスと相談しながらがいいと思いますが、持ち運びの負担が比較的軽いMサイズを使用することが多いです。なので、Mサイズから試してみてもいいかもしれませんね。セットで購入した方がお買い得。


子どもたちが安全に夏のスポーツが楽しめることを願っています!

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